イーモバイルのLTEは速度が遅いのか?
これからイーモバイルのポケットワイファイなんかを申し込みしようとしている人にとっては、恐らくかなり気になるのがイーモバイルの回線速度ではないでしょうか。
私もイーモバイルの契約をするときはちょっと不安でしたし。なにせ試してみることもできないですからね。ブッツケ本番で遅かったらどうしようか?と不安になるのも分かる気がします。
イーモバイルの発表ではイーモバイルlteの速度は理論値ですが、下り最大75Mbpsです。使ってみるとどれくらいの速度がでるのか?そこが問題ですね。
そして実際に私が使ってみました。イーモバイルLTE速度は本当に遅かったのか?
イーモバイルLTEが遅いって誰がいったの?
さて、実際の速度はどうだったのか?
その前に、イーモバイルのLTE対応エリアに関して知っておいたほうがいいかもしれません。イーモバイルのLTE対応エリアはホームページで確認できます。現状のエリアと拡大される予定などが分かるようになっています。
このエリアではイーモバイルLTEが使用可能な地域ということですが、実はちょっとした落とし穴があります。
地図上の色がついているイーモバイルLTE可能エリアはあくまでも「イーモバイルLTE下り最大37.5Mbpsエリア」だということです。
イーモバイルは「LTE下り最大75Mbps」を謳っていながら、そのほとんどの地域で、下り最大37.5Mbpsだったんです。9月に行われたイーモバイルの記者発表では75Mbpsの地域はLTEでカバーしている地域の約4割程度しかないことが発表されています。ちょっとビックリしてしまう話です。これでは速度が遅いのが当たりまえな気がします。
どうしてほとんどの地域で37.5Mbpsなのか?
これはイーモバイルが保有している周波数帯の話になるそうです。詳しい技術的な話は私も分かりませんが、道路をイメージすると分かりやすいです。
従来のイーモバイルはほとんどこのようなイメージだったわけです。
道路が4車線あるとしたら、2車線を高速道路(LTE)のこりの2車線が普通道路(3G)です。じつはあと1車線高速道路を追加できれば高速道路はさらに速度がでるようになります。ただし使用できる道路の幅は4車線分しかありません。では高速道路をもっと快適にするにはどうしたらいいか?
このように赤く色を変えた車線を高速道路にしてしまい、普通道路を1車線減らしてしまえばいい。
ですが普通道路を1車線無くしてしまうと、普通道路の速度が半減してしまいます。これでは普通道路を使っているユーザーはたまらないわけです。
こうしたこともあってなかなかLTEの拡大が進まなかったようです。
もともとイーモバイルの契約は2年縛りがあるうえに、3Gの最大42Mbpsにも関わらず10Mbpsをこえる速度がていたりとか既存ユーザーからしたら3Gからlteに変わるとかえって速度が落ちて快適に使えなくなりそうというリスクもあったりしたんですよ。
ソフトバンクとの提携で状況が変わる
この状況を一変させたのが、ソフトバンクがイーモバイルを買収し完全子会社化したこと(いまは出資資本比率が1/3)。
ソフトバンクがイーモバイルを買収したのは周波数帯を増やすことが目的。なぜ周波数帯を増やすのかというと、ソフトバンクと契約したiPhone利用者が快適な通信ができるようにしたかったから。
もちろんソフトバンクが使いたいのは42.5Mbpsなどという低速回線ではなくて、75Mbpsのlteです。ということで、ソフトバンクがイーモバイルを買収したことで一気にイーモバイルのLTE移行が進められます。
契約解除料 最大1万円割引、加入月基本使用料無料などお得にEMOBILE 4Gへの契約変更が可能な「チェンジ4G 10,000」および「チェンジ4G 5,000」を実施
これは従来の3G通信にしか対応していない端末を使用しているユーザーへLTE対応端末への移行をうながすキャンペーンでした。併せて「3Gの速度が地域ごとに段階的に半減される」という発表が行われました。
これはかなり強引だったんで、イーモバイルユーザーの反感を買ったんですけど、イーモバイルがこの方向性を曲げずにゴリゴリすすんでいるおかげで、LTEを使える地域が増えてきているのも事実。
このキャンペーンが発表されたときは、何事か?と思いましたが、新しい端末も手にはいって、LTEも使えるようになったので結果的に今は満足しております。
イーモバイルの発表では現在LTE対応になっているエリアは2013年度中に全て下り最大75Mbpsエリアになる方向で進んでいるようですから、さらにLTEが快適になっていくということです。
実際の速度はどうなの?
私が主に使用している地域はLTEの地域には入っているものの最大75Mbpsの地域ではありませんでした。そのために、最初はLTEでわずか3Mbps程度しかでなかったので3Gを優先的に使っていましたが、ある日突然LTEが高速になりました。
で、測ってみたのがこれです。これは神奈川県で計測しました。
こっちは東京都内です。
かなり高速です。というかスマートフォンと同じくらいはでています。もちろん光回線ほどは速くないですが、ADSL程度は十分にでている感じです。これはイーモバイルのPocket Wi-fiを使ってノートPCで計測しています。ブラウザはFirefoxです。
地域によってはまだLTEへの移行が遅れているかもしれませんが、年度内には下り最大75Mbpsになるそうですからこれはなかなかいいのではないでしょうか。
でも実は速度が遅くなる時間帯もあります。それは朝。
7時から9時くらいの時間帯は使用が集中するからなのか、速度が3Mbpsから5Mbps程度しかでなかったりします。
まあもちろん携帯と同じく電波をとばしているので、電波が弱いところなどは回線も必然てきに遅くなりますが、Wimaxなどとは違ってイーモバイルは多少であれば建物の影になっているところでも十分に繋りますから、かなり快適に使えます。
LTEは3Gに比べると少し不安定なところもあるようで一瞬だけ、突然速度が落ちることもあります。ただ体感的にはLTEのほうがリアクションが速いと思います。ブラウザでウェブサイトを開くのも、Youtube等をみるのも数字以上に速く感じる部分もあるのでLTEに慣れてしまうと3Gには戻れないですね。
イーモバイルを契約するならお勧めのプランはこれ
おすすめプランはどのように選んだのかというと、ここではスマホでの利用は想定していません。あくまでも仕事など、外出さきでノートパソコンやタブレットを使用したいと考えている方むけのランキングとなっています。
あくまでもスマホはスマホで別契約、ただテザリングをしてしまうと速度制限を越えてしまうために、通信機器を別で確保しておきたいという方は参考にしてください。
現状、イーモバイルは2種類の端末とプランを用意しています。
- イーモバイルの電波のみ使用するイーモバイルLTEプラン
- イーモバイルとsoftbankの回線を利用するイーモバイル4Gプラン
この2つの違いはソフトバンクの回線を使うことでカバーエリアがやや広くなるということと、その反面、月の使用制限7GBとなること。
外出先で使用するのに通信制限がかかるのはデメリットなのでイーモバイル4Gプランは除外して考えています。
イーモバイルの契約はどこの会社で契約しても2年縛りがもれなくついてきますから、最終的には価格勝負になります。2年間の使用料で比較してみました。
一番人気は「楽天スーパーwi-fi」
当サイトで最も人気の高いのが「楽天スーパーwi-fi」
人気の理由は、イーモバイルLTE端末を取りあつかっている事に加えて、楽天市場でのポイントが楽天スーパーwi-fi契約期間中はずーっとポイント3倍になるという点。
インターネットに接続するというのはあくまでも手段であって、何でインターネットに接続するかというと、友達と連絡をとる手段であったり、アプリで遊ぶだめであったり、ネットショッピングするためであったりするわけです。
この端末を使っているだけで、ポイント3倍つくならかなりお得に買い物できますよね。
楽天アカウントを持っていれば、面倒な登録作業も必要なく、即申し込みできるのでそれも楽チンです。
イーモバイルlteの速度は本当に遅いのか検証してみた!! について
イーモバイルは回線が高速通信のlteと3G回線の2つに分かれています。lteのエリアも3Gのエリアもさほど変わないようなイメージがありますし、エリアマップをみてもあまり大きな差はありません。イーモバイルlteの速度は理論値では下り最大75Mbpsとなっていますが実際のところはどうなんでしょうか。実際にユーザーの立場で考えると、実際の速度は結構気になるところではないでしょうか。使用目的にもよりますが、youtubeなどの動画アプリなどを閲覧するのはWebサイトを見るのとは違ってあるていどの回線速度がないと途中で止まってしまうのがストレスになります。ただウェブサイトをみるだけだったり、ラインやメールなどを中心に考えているなら、さほど速度は必要ないかもしれません。イーモバイルの通信回線もソフトバンクの傘下にはいったことで以前とは違うような方向性になっているのも感じますし、実際にポケットWi-fiでの通信速度を検証してみるにこしたことはないでしょう。イーモバイルもソフトバンクの回線が使用できるようになっていたりPocket wi-fi GL09だけですが、それいがいはイーモバイルのLTE回線を使うことになるのでそのあたりも解説しておきたいとおもいます。さらに詳しいプロバイダー情報を知りたい方はwimax 比較も参考になるかもしれません。